はじめに
ChatGPTはチャットボックスへの入力よりもGoogle sheetsやdocsとの相性がいいと思っており、連携させることで真価を発揮できると考えています。
今回はデータ整理や収集に便利な機能である”GTP_FILL”について紹介していきます。
GPT_FILLとは
記事執筆時点(2023-02-10)ではGPT_FILLについて説明する日本語記事はありませんでしたが、”例をGPTに提示することで、不完全な範囲を埋める”(fills an imcomplete range with GPT given an example range)機能と認識しています。
Google sheetsにChatGPTのアドオンを追加した状態で"=GPT_FILL()"
と入力するとexample, partialを指定する指示が出ます。
Researchの例
例として上段に製品、記述、販売価格、下段にバナナと各セルに内容を記載します。”いちご”の記述のセルでexampleで選択を行い、partialの部分に記載をしてほしい製品のセルを入力します。
それぞれの記述が追加されました。
また下にコピーを追加することでそれぞれの製品に一致した内容の記述が追加されました。
いちごが1パック200円と記載されており、情報の成否については一次情報を確認する必要があります。
データ整理について
その他の使用方法としてデータの整理があるかと思います。
例えばコピペしたメールアドレスを整理したいとします。上段2列で左に修正前のアドレス、右側に書式を整えたメールアドレスを記載します。
下の段に同様に修正したいアドレスを記載してGTP_FILLで例として提示する範囲と整理したいセルを選択します。
データが整理できました。
他にも様々な用途が考えられると思いますので、その都度追記していきたいと思います。
まとめ
GPT for sheetsで使用できるFILLの機能について解説しました。1つの例を作成するだけで、その他の作業を全てAIがやってくれるので、とても便利な機能だと思います。