GWで時間もありますので,今日は外科手術での糸結びについて考えてみました.
なぜ今糸結びを考えたか.
自分も年次があがり,院内に後輩ができました!やはり動作に無駄が多く,ロックの仕方がわかっておらず,テンションのかけ方が不十分だったので,きっちり指導できるように,(主にネット,ブログで)勉強したのでまとめてみようと思います.
整形外科的糸結びなので,筋膜,皮下での結紮がメインで,深部での結紮はあまり考慮していません,また内容違うよという項目があったらご指摘お願いします.
- 両手結び
以下の2つの動画の方法が主かと思います.
1-1.両手結び「男結び」外科結紮,糸結び解説動画_順天堂医院横山医師 - YouTube
https://www.juntendo.ac.jp/hospital/intern/kouki/geka/video/yokoyama.html
目的,内容は基本的に同じですが,2番目の動画 ”最初に糸をこのように交差して準備します” 部分の理由がわかりますか??
交差しないで結紮するとこのように糸がよじれて組織に剪断力がかかるor糸を引っ張る方向が逆手になって非常にやりにくくなります.
1番目の方法では糸が交差しないので,その心配はありません.
あとは両方の糸にテンションをかけることがポイントとなると思います.
2.片手結び
a.左手,右手を交互に行なって男結びを行う
b.片手結びの表と裏を行なって男結びを行う
片手結びの方法は↑のブログで表と裏,↓では示指に絡める方法として紹介されています.
これらを駆使して,緩まない結紮を目指しましょう!