整形外科学的考察を行うブログ

The Bone Identity ~整形外科医の日常~

整形外科医による日々のつぶやきです.

ドブタミン(0.2%,0.3%) γ計算 体重早見表

ドブタミンとは

ドブタミンは合成カテコラミンであり,2つの異性体が混合しています.

そのためα1刺激とβ2刺激が打ち消しあって,基本的にはβ1刺激をメインとした強心薬になります.

その結果,心収縮力と心拍数を増やすことで心拍出量を上昇させます.

軽度ですが,末梢血管拡張作用もあるとされています.

使用する場面は

心不全,両心不全,とくに体・肺毛管抵抗の増大を伴う低心拍出量状態です.

 

投与量

1〜5γ(μg/kg/min)を投与

患者の状態に応じて適宜20γまで増量.

もしくは2.5〜20γで使用

ICU/CCUの薬の考え方,使い方ver2より)

 

副作用

血圧低下,心筋酸素消費量を増やし,虚血が増悪する可能性があります.

禁忌

閉塞性肥大型心筋症(特発性肥厚性大動脈弁下狭窄)

(左室からの血液流出路の閉塞が増強され、症状を悪化するおそれがある)
ドブタミン塩酸塩に対し過敏症の既往歴

 

0.2%,0.3%製剤のγ計算,体重早見表

市販でドブボン注(0.3%)シリンジがあり,体重50kgでは1ml/hrが1γで計算が簡便です.

私が勤める病院では100mg/5ml製剤でしたので,生食45mlで溶解します

100mg/50mlとなり,0.2%製剤となります.

 

 

(0.2%)2mg/ml    
体重(kg)
20 0.6 1.2 1.8
30 0.9 1.8 2.7
40 1.2 2.4 3.6
50 1.5 3 4.5
60 1.8 3.6 5.4
70 2.1 4.2 6.3
80 2.4 4.8 7.2

  

  (0.3%)3mg/ml    
体重(kg)
20 0.4 0.8 1.2
30 0.6 1.2 1.8
40 0.8 1.6 2.4
50 1 2 3
60 1.2 2.4 3.6
70 1.4 2.8 4.2
80 1.6 3.2 4.8