整形外科学的考察を行うブログ

The Bone Identity ~整形外科医の日常~

整形外科医による日々のつぶやきです.

医者の株式投資 VTについて 〜自身のポートフィリオをもう一度考える〜

意見が分かれているETFであるVTについてまとめました.

 

賛否両論のETF:VT

 

わずか0.10%という低コストで、「世界全体の株式の保有割合を時価総額加重ベースに自動調整してくれる」点にあります。

米国がこのまま突っ走るのか、新興国が勢いを取り戻すのか、はたまた全く期待もしていなかったような国が思わぬ活躍を見せるのか・・・

この全てをまんべんなく勝手に取り入れてくれる利便性こそが最大のメリットだと思っています。

www.churio807.com

神経内科医ちゅり男のブログ」では

今後も米国優勢は変わらないだろうが,新興国にも発展の芽があり,

リスク分散の意味でも世界市場に投資できるVTを推奨しています.

 

VTに投資することは、わざわざ実質リターンの低い国に投資することになります。また、債券の実質リターンはどの国においても株式を下回っているため長期投資には向きません。

つまり、過去に答えを求めれば、債券だけでなくVTとかVWOなどの米国以外を含めた株式ETFにも投資する必要はないのです。まして実質リターンの高いカナダと米国を除いたEFAに投資するとかア〇でしょ。もう意味がわかりません。なぜ実質リターンの低い市場に敢えて投資しなければならないのでしょうか。

buffett-taro.net

一方「バフェット太郎の秘密のポートフォリオ」では

世界市場への投資は実質リターンの低い国に投資する点で効率が悪く,投資理念に適さないとバッサリです.

 

 

VTについての基本事項

 VTは正式名称を「バンガード・トータル・ワールドストックETF」と言います.

米国を含む全世界の先進国株式市場および新興国株式市場を投資対象

FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスに連動した投資成果を目指すものです

同インデックスは全世界の大型、中型、小型株の市場パフォーマンスを測定し,

先進国や新興国市場を含む約47ヵ国の約8,000銘柄で構成されている

 

VTについては日本では人気銘柄ですが,アメリカでは不人気であるとの指摘があります.

VTは特に日本人から人気がありますが、運用元のアメリカではSPYやVTIといったアメリETFのほうが人気があり、運用額もそちらのほうがはるかに大きくなっています。SPYは20兆円、VTIは6兆円を超える資産規模です。

バンガード・トータルワールドストックETF【VT】で世界中に投資ができる - たぱぞうの米国株投資 より

 

 

VTのチャートと配当

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いわゆる"実質リターンの低い国”である先進国も投資対象となりますが,

過去10年のチャートでは比較的順調に株価を上げてきていることが伺えます.

購入時期によっては十分にキャピタルゲインも狙えるのではないでしょうか.

 

銘柄情報

2018年9月4日時点での数値はこのようになっています.

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https://jp.reuters.com/investing/stocks/quote/VT

 

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2018年9月4日時点

純資産総額はVTよりも若干少なめで12531.6(百万米ドル)

分配金は年4回

利回りは2.17%

VTは利回り1.59%でしたので,それよりは若干高くなっています.

経費率は0.10%でVTの0.04%より割高になっています.

 

銘柄:Holdings

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2018年9月4日時点 https://finance.yahoo.com/quote/VT/holdings?p=VTより

 

FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスとは

こちらのブログに詳細に記載してあります

FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスは、大・中型だけでなく、小型株を含む点が魅力的です。そのため、大中型株式だけからなる全世界株価指数のFTSE オール・ワールド・インデックスやMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)よりも魅力的です。

小型株を含むことで、分散性を高めるだけでなく、小型株効果を取り込むこともできます。小型株効果とは、学術的にも優位性が認められている株式市場の3大アノマリーの1つで、長期的に見て、大中型株よりも、小型株のパフォーマンスが良い確率が高いというものです。

 

investment-by-index-invest.com

 

 結論

投資家によって賛否両論があるVTについてまとめました.

今後も米国優勢の市場が揺るぎないと思い,リスク許容度が高い場合はあえてVTを購入する必要はないかもしれません.

しかし新興国の台頭やアメリカ凋落の可能性があると考える場合や,自身のポートフィリオのリスクを下げたいという場合には購入を検討してよいかもしれません.

 

自身の投資スタンス,考え方の違いによって投資方法は様々ですので,参考になれば幸いです.

 

 

tm-ortho.hatenablog.com