整形外科学的考察を行うブログ

The Bone Identity ~整形外科医の日常~

諸事情で回り道をしながら整形外科専門医を目指している医師のブログです.医学,資産形成,ライフハックネタを中心に

肩の痛み,肩鎖関節脱臼,鎖骨遠位端骨折 Zip tight

今日は鎖骨遠位端骨折の手術でした.

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一般的にCraig-田久保分類で鎖骨遠位端骨折は分類されます.

今回のケースではこの分類では分類困難でした

ところがAO分類では分類可能でした

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形としては上記のC2に近いのですが,関節内には及んでいない骨折のためC1と分類しました.

その際の手術治療として,

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フックプレート,遠位端用プレートがありますが.,

今回の症例では安静度が保てない可能性があったので

フックプレート+Zip tightを使用しました.

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断裂した烏口鎖骨靭帯を形成する手術を併用することで固定性はかなり良好と考えられました.

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Bosworth法と同様の方法で,抜釘不要というメリットがあると思われます.

フックプレートを使用したので,いずれ抜釘は必要なのですが,,

手技自体は鏡視も不要で,透視のみで一回の刺入で可能でした.鏡視すればさらに安全に可能だったでしょう.

次回行う際には正面,斜位での透視を確認しながら行うことでさらに安全に正確に行うことができるようにしようと思います.