〜ながら,整形外科を目指す

諸事情で回り道をしながら整形外科専門医を目指している医師のブログです.医学,語学,資産形成,コーヒー,EDM,スポーツが好物です.

Akagi line

冬期間ということもあり,TKA症例が増えてきました.逐次勉強内容をアップしていきたいと思います.まだまだ見習いなので,内容が古い,間違っている等あるかもしれませんので悪しからず.

まず今回は脛骨骨切りにおける前後軸の指標,回旋についてのAkagi lineです.

・脛骨プレート設置における脛骨回旋について

従来,脛骨粗面の内側1/3からPCL付着部を結ぶ線が,前後軸の指標として用いられてきたようです.

2005年にAkagiらがVariability of extraarticular tibial rotation references for total knee arthroplasty.Clin Orthop Relat Res. 2005 Jul;(436):172-6)で報告したAkagi lineは脛骨粗面の膝蓋腱付着部内側縁とPCL付着部を結ぶ線で,SEAと直行する再現性が高い前後軸として推奨されているようです.

・脛骨外旋について過外旋もよくないが内旋位設置は成績不良のためAkagi lineより内側設置とならないように注意する必要がありそうです.

下の黄色線が従来のPCL−1/3TTで,Akagi lineは白線となっております.

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Ann Transl Med. 2016 Jan; 4(1): 3.

過内旋でコンポーネントを設置すると,後傾の分だけ外側が予定より深く骨切りされ外反となるようです.外旋位ではその逆となります.